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善玉菌と悪玉菌

    

善玉菌について

腸内環境を整えるために、善玉菌を増やすような食物を食べようという話をよく聞きます。しかし、多種多様な善玉菌があるために、どれがどの効果を持っているのか分からないというのが、正直な感想でしょう。最近のヨーグルトは、よく分からない暗号のような名前の善玉菌が入っています。なおさら、訳が分からなくなりますよね。今回は、これらの善玉菌について説明します。

人間の腸の中には、様々な菌が存在します。腸内細菌の種類は、約1000種類あります。また、人間一人の体内におよそ1000兆個になり、重さは約1.0~1.5㎏になると言われています。これらの腸内細菌の中で体のために働いてくれるものが善玉菌です。

 

善玉菌といえば乳酸菌

代表的な善玉菌は、乳酸菌です。乳酸菌にも色々な種類があることが知られています。乳酸菌は、ブドウ糖に代表される糖類を使用して乳酸を作り出す食べ物のことです。ヨーグルト、チーズ、味噌などの発酵製品の作り出す時に使われます。

乳酸菌は、悪玉菌の繁殖を抑制することによって、腸内細菌のバランスを保ちます。その働きにより、便秘の改善、免疫力の向上にプラスの働きをします。

乳酸菌として知られているものとして
KW乳酸菌
LG21
シロタ株
ラブレ菌
が挙げられます。

 

乳酸菌の中でも有名なビフィズス菌

ヨーグルトの中によく含まれていることで有名なビフィズス菌も乳酸菌の一種です。
乳製品、健康飲料に含有されているビフィズス菌として
ビフィズス菌BB12
ビフィズス菌BB536
ビフィズス菌BE80
高生存ビフィズス菌BE80
SP株
といったものが、知られています。

 

乳酸菌とビフィズス菌は少し違う

大きなくくりでは、ビフィズス菌は乳酸菌のカテゴリーに内包されますが、実は少し違いがあります。

乳酸菌は、糖質を分解して乳酸を作り出します。一方、ビフィズス菌は糖質を分解して乳酸と酢酸を生産することができます。また、形状にも違いがあります。乳酸菌は球状、棒状です。ビフィズス菌は、先端がY字のような形になっています。

そして、生息区域にも違いがあります。乳酸菌は人体のどこにでも存在しています。しかし、ビフィズス菌は、酸素がある場所では生きることができないので、人間の大腸だけに生息しています。

このように、乳酸菌とビフィズス菌は少し違いがあるのです。

善玉菌の日常摂取すると、お得なことが多いです。毎日、出来るだけ善玉菌の含まれている食物を食べましょう。

 

善玉菌の増やし方

近年善玉菌は、体に良い作用をもたらすことが分かってきました。しかし、善玉菌は体に良いことが分かっているのだけれど、どのように体内で増やしたら良い分からない方もいると思います。

善玉菌を増やすためには、食物繊維を多く含む食物を摂るのが良いと言われています。例えば、豆類、ごぼう、切り干し大根、干しシイタケ、海藻類、こんにゃくなどの食物は多くの食物繊維を含んでいます。

オリゴ糖も、乳酸菌の一つであるビフィズス菌を増やします。何故なら、オリゴ糖はビフィズス菌の栄養源だからです。ちなみにオリゴ糖は大豆、ごぼう、牛乳、バナナ、玉ねぎ、アスパラバスなどに含有されています。

また、グルゴン酸も善玉菌の栄養源になると言われています。はちみつは、オリゴ糖とグルコン酸を共に含んでいる食材となります。
まとめると、オリゴ糖、グルコン酸、食物繊維を多く含有する食材を摂取することにより、善玉菌を増殖させることができます。それによって、腸内環境を改善することができるのです。

 

食生活を改善することも効果あり

善玉菌を増やすためには、高タンパク質、高脂肪の食事を避けないといけません。悪玉菌はたんぱく質が大好きなので、余分にたんぱく質を摂ると悪玉菌が増加してしまいます。

欧米の食習慣が日本に輸入された後、大腸がんの発症者数が増加したと言われています。そのことから、高タンパク質、高脂肪の食事は、腸に多くの負担をかけていることが分かっています。

腸内環境を改善したい方は、このような食事を避ける必要があります。悪玉菌が増殖して、善玉菌よりも優位になってしまうと、善玉菌が腸内に定着しなくなってしまいます。その結果、腸内環境が悪化していくのです。

したがって、肉類を多くとることを控え、食物繊維中心の食生活にして、善玉菌が腸内で繁殖しやすい環境を整える必要があるのです。

善玉菌を腸内に増殖させるためには、食生活を見直す必要があります。現代の日本の食生活は、肉類中心になっています。過剰な肉類を摂取することは控えましょう。

食物繊維中心の食生活をおくるように

 

悪玉菌について

悪玉菌というと字面からして悪い奴という感じがします。よく善玉菌と対比されて、悪玉菌が腸内に増加するとよくないことが起きるということを聞きます。悪玉菌が体にどのような副作用を及ぼすかについても考えてみましょう。

病気にかかる

人間の免疫力の70%は、腸内細菌によるものであると言われています、腸内細菌の環境が悪化すると免疫力が低下し、風邪、アレルギーなどの疾患に悩まされることになります。

大腸がんになる危険性が高まる

腸内が悪玉菌だらけになると、発がん物質が活性化し、ポリープやがんが発生しやすくなります。ビフィズス菌は発がん物質を抑える効果があります。しかし、加齢共に減少しやすくなるので、積極的にヨーグルトを食べていきましょう。

 

脳の状態が不安定になる

腸内細菌は、ポジティブな気持ちになるセロトニンやドーパミンの体内合成にも関与しています。腸内環境が悪くなると、これらの物質が上手に生産できなくなり脳の状態が不安定になると言われています。それによって、うつ状態になったり、感情が不安定になったりといった問題が出てきます。

 

太りやすくなる

痩せやすい人と、痩せにくい人がいます。原因は一概には言えないのですが、腸内に悪玉菌が繁殖していると代謝機能が低下すると言われています。その結果、老廃物や脂肪を体内に貯めこむことになり、太ってしまうのです。また血液もドロドロしてきて、生活習慣病になるリスクも高くなると言われています。

 

肌が荒れるやすくなる

人間の体を構成する栄養素が吸収されにくくなるとともに、老廃物、毒素が排出されにくくなります。毒素は大腸から血液に吸収され、皮膚から排出されるので皮膚を傷めることになります。

 

体臭、口臭がひどくなる

悪玉菌が腸内に多くなると、便秘を悪化させることがあります。その場合、便が腸に長時間留まることになり、口臭や体臭の原因となることも多くなります。

 

小括

悪玉菌が腸内にたくさん繁殖していると、色々な病気を引き起こすことになります。悪玉菌を減らす働きがある善玉菌が含有されている、食べ物を日常的に摂取していくように気を付けましょう。